さて、今回の企画も佳境に入ってGoPro Hero5のHDMI信号をコンポジット信号に変換するHDMI2AVをどの様に装着するかである。
まず基板の大きさから確認しなければならないのでお決まりの分解
ネジ止めされている訳ではないので隙間に爪を入れて引っ剥がします。
ワッ!でかい
5センチ四方以上ある。
いずれにしてもRCAは邪魔なので
外します。
RCAのあった下のパターンは1本を覗きグランド
ならばカット
電源用のUSB端子やNTSC/PAL切り替えスイッチはいらないので外します。(NTSC固定でランドに直半田)
裏面はこんな感じHDMI端子はケーブルを直に半田付けするので付け安い様に端子が見える程度にカット
AV端子を百均で売っているマイク付ステレオイヤフォンの3.5mmミニプラグを利用、ピンアサインは先端からL,R,GND,Videoにしました。基板側で言うと上から音声右に赤いワイヤー、真ん中が音声左で緑ワイヤー、下がビデオ信号で青ワイヤーを半田付け、そして基板をカットしたことにより断線したパターンもジャンパーしてます。
HDMIピンアサイン
お次はHDMI2AVのHDMI端子とGoProのHDMI端子を接続しなければならないのですが同じHDMIでも端子の大きさが異なります。
GoproにはType-Dと言う小型のもの、HDMI2AVには標準的なType-Aが使用されております。
ピン数は共に19本で、10本と9本の2列構成になっておりますが、ピンアサインが全然異なるようです。
そこで、Amazonで送料無料175円(安すぎ)で売っているHDMIACMM6Sで確認
まず、普通に接続して使用できることを確認したら、
早速さばいていきます。
背びれに沿ってカッターを入れ
三枚におろし
身を捨てて骨だけに(いやいやこっちが身なのですが・・・)
で、ピンアサインを確認
樹脂モールド(ポッティング)が乳白色で目視では間違える可能性があるので
端子部を剥がしテスターで正確にあたろう。
はっきり言って、Type-A側は使わないので短くカットし被覆を剥いてテスターでワイヤーの色と接続ピン番号をメモって行きました。
一応これがメモってできたTypeA-TypeDの接続図です。
このケーブルは各信号線のシールドは全て接続されてなく、コネクターの側だけシールドされておりました。
この配線を元にType-D側を10cm程度の所でカットしHDMI2AVのコネクターへ直に半田付け(写真撮り忘れた)
HDMI2AV
ちょっとここでHDMI2AVについて
今回使っているHDMIをAudio/Videoに変換するアダプターだけどなんかすごく熱くなる。使用されているNTSC/PAL エンコーダはMicro Silicon社製のMS1830と言うICでアナログRGBをCVBS(コンポジット映像信号)に変換するもの、ちなみにHDMIをアナログRGBに変換するのはこの前段にあるAG6200ってやつ。で、つないでいた電源の電流計をみたら350mAから400mA近く流れていた。
これってFeiyuTech G5から電源供給できるだろうか?
やってみた
ダメだ!!
HDMI2AVのカラーバー表示からGoProの映像に切り替わる瞬間にFeiyuTech G5の保護回路が作動するのかジンバルの電源が落ちてしまう。
こりゃー別電源が必要だな
と、HDMI2AVについて色々とネットで見ているとなんかAmazonで360円程度で売っている事が判った。見た目全く同じなのだが何故かNTSC/PAL切り替えスイッチが逆になっている。
おそらく別ロットであろう
送料も300円だったのでポチった。
で、届いたのがこれ
ちゃんとパッケージに入ってる
この通りNTSC/PAL切り替えが逆
Aliの基板には2017/3/22とプリントされていたが、こちらは2016/11/11
半年程古いモデルと言う事になる
裏を見てみるとドーンとHY57V161610Dと言う2 Banks x 512K x 16 Bit DRAMが鎮座していた。
こっちはどうかな?
GoProにつなげ電源を入れてみる。
電気流はやっぱり350mAは超えますね
でも、こっちの方がいくらか消費電力低いみたい。
ジンバルからは供給できないけどね
で、こいつも同様に料理する事に
この基板の方がRCAコネクター下部にパターンが無く基板をカットしてもパターンが切れる事がありませんでした。百均のマイク付イヤフォンのケーブルも取り付けし易かったです。
電源
そうこうしているうちに電源が届きました。
TP4056を使ったリチュームバッテリーチャージャー
ら1A以上流せます。
バッテリーはコレを使います。
パーツ配置
いやーなんだかんだ言って部品点数が増えてしまいました。
GoPro5からUSB-CとHDMIを使用して、AAMIC-001とHDMI2AV、電源、バッテリーと4点も取り付けなければなりません。
ジンバルの動作にもできる限り影響の出ない方法を取らねばならないので、バランスが重視されます。
そこで前回作ったAAMIC-001は一旦バラして
皮むき
銅箔も
USB-Cケーブルも伸ばし銅箔テープで巻き
ジンバルから供給される5V電源(USB)をAAMIC-001の基板上からワイヤーで引っ張り(赤ケーブル)TP4056の基板へ繋げられる様にします。
取り敢えず形どる為に靴底補修材で固めました。
なんかドッキングステーションみたいになったので、中央に三脚にも取り付けられる様に1/4メネジを付けてます。
リポバッテリーがほぼAAMIC-001と同じくらいの大きさでHDMI2AVの基板半々で収まりました。
TP4056チャージャーは間に挟みこみ、充電中のインジケータが表から確認できる位置にしてます。
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