注文していたパーツがと届きました。
KA2284以外にも欲しいものがいくつかありましたのでココでまとめ買いしました。
使うパーツは主にこれらです。
一番左のフレキシブルフラットケーブルは家に有ったやつです。真ん中がLEDで右がKA2284になります。
これらパーツを10mm×50mmのスペースに収めて行くのですが、その前にやらなければならない事があります。
この液晶モニターの信号入力用3.5mmミニプラグのピンアサインは先端がビデオ信号で根元がグランドになっておりますが、ここに音声信号を追加しなければなりません。4極なので丁度LRの音声信号が入れられそうですが、基盤のパターンはどうなっているのでしょう。
裏返して見ると、先端から2番目は何処かパターンに繋がっているようですが、3番目はしっかりとグランドに落ちています。これはグランドから縁を切る必要がありそうです。
そこで、プラグを外してみました。
先端から2番目はそまのの使えそうですが、3番目は加工が必要です。
この様にパターンカットしました。
後はこの様にワイヤーを半田付けすればAV信号(Audio-LR,Video)全てがこの3.5mmミニプラグで確保される事になります。ちなみにこのピンアサインは標準的な3.5mmミニAVプラグとは異なりますが、ジンバルに取り付ける時に挿すメス側も自作しますので汎用性はありませんが良しとします。
パーツレイアウト
さて、入力信号部ができましたのでお次はシグナルメーターに必要なパーツ収納方法、つまりレイアウト設計になります。
必要なパーツは上のKA2284が2つ、LEDが10個、フレキシブルフラットケーブル1本、それとコンデンサ2つ×2と抵抗が2つ×2です。
KA2284は2つ横に並べれば収まりそうですので、これで決まり
LEDはLCD側に付けたいのでフレキシブルフラットケーブルで前面へ持っていきます。これが今回の一番の山場でもあり無駄のない様に接続しなければなりません。
まずフレキシブルフラットケーブルを必要にサイズにカットします。今回使用したフレキシブルフラットケーブルは1mmピッチなので2mmのLEDを取り付けるには丁度2ライン必要となり電源ラインを入れて22本の所でカットしました。あと長さですがあまり長くてもケースに収まりきらない場合も出てきますので取り敢えず1.5mm程度としております。(後で3mm程度カットしました。)
次にカットしたところに半田付けができるように被覆を剥きます。
この様にカッターで軽く切り込みを入れます。中の導体が非常に薄いのであまり力を入れると切れてしまいます。被覆のみをカットするように慎重に行います。
切り込みが入ったら、その切り込みにカッターの刃を引っ掛けて丁寧に削いで行きます。
こんな風に剥けました。(下側)
できたフレキシブルフラットケーブルの上にLEDを配置していきます。樹脂製のピンセットを使いチップLEDを瞬間接着剤に付け端子部がケーブルの導体部に重なる様に付けます。
全て載ったら半田を流して行きます。
半田を流す前に瞬間接着剤が端子部を覆っている場合がありますのでカッターで削いでください。
半田のヤニで汚くなってしまいましたがこんな感じで半田をケーブルの導体部へ流します。LED上側は電源になりますので、1本の導線を置き全てが導通するように半田付けします。
できたこのパーツをコの字型に曲げ
LCD下部に挟めれば基板裏からLCDのある前面にLEDが並びます。
後は基板側でKA2284とこのフレキシブルフラットケーブルを接続すれば良いのですが、今回はLEDの光方が内側から外側に音量が大きくなるに連れて広がる様にしたいので
この様にICの1番ピンが内側に来るように配置します。(基板に挿す訳ではないので端子の先端はカットします。)
KA2284のピンアサインは①LED1,②LED2,③LED3,④LED4,⑤GND,⑥LED5なのでこの配置でそのまま半田付けすれば、内から外にLR信号がそれぞれ広がる様に光る様になります。
半田付けはKA2284のピンピッチとケーブルのピッチが合いませんのでワイヤーを使いました。
こんな感じてす。
コンデンサと抵抗はKA2284に瞬間接着剤で張り付け直半田です。上の写真ではまだAudio信号を入力する8番ピンへの処理を行ってなく、本来入力ゲインを調整する半固定抵抗器(ボリューム)を取り付けるのですが、さすがにこの液晶モニターに収める事は厳しく今回は固定ゲインにします。
KA2284のデータシートには10kΩのボリュームを付けて調整する様に書かれておりましたので取り敢えずテスト的に上の写真からボリュームを取り付けどの程度の抵抗値にすれば良いか図ってみました。
テストで入力させた信号はGoProHero5の内蔵マイクで拾う「環境ノイズ」がLED1個分点灯するレベルとしました。
ボリュームを外し抵抗値を測った所グランド側が4.5KΩ、コンデンサ側が6.3kΩでした。
手持ちに丁度良い抵抗が無かったので7.5kΩと10kΩで代用
後は両サイドのコンデンサにAudio-LR信号をそれぞれ入れればオーケー
基板に絶縁処理をして
電源はLCDと連動するこのコンデンサー脇から取り
バッテリーを戻して装着完了
横から見るとこんな感じ
フロントパネル
見た目に大きく左右すフロントパネルの処理ですが、スペースに余裕があればスリット仕上げにしたかったんだけど、チップLEDとフレキシブルフラットケーブルの厚みが意外とあり、おまけに私のへたくそ半田が相まって液晶の隙間に収める事ができませんでした。
と言う訳でLEDが出る大きさの穴をあけ
この様になりました。
取り敢えず何もつけておりませんが、手ごろなプラ板があったらカバーにしたいと思います。
こんな感じで音声モニタができるようになりました。
お次はこれらをジンバルに載せる事にします。