OP-GPSとSPRacingF3の接続があっけなくできたので、今度はこのOP-GPSの性能について調査して見たくなりu-bloxのu-centerにつなげてみようと思った。
u-centerはPCのCOMポート経由でGPS情報を受信するアプリなので、OP-GPSを何とかPCのUSBポートに繋がなくてはならない。
ネットで探せば「USB-シリアル変換ケーブル」なんていくらでもあるのだが、この手の変換アダプタは家にいくつか転がっているはずと思い、ジャンク箱をあさったらこんなのが出てきた。
おそらく昔ラジコン関係で何か買ったときに付いてきたもので、 現在では存在も忘れていたくらいの身元不明の代物
スケルトンタイプで簡単に殻割ができるので中のICの型番を確認すると PL-2303HXと書いてあった。
型番からしてRS232を想像させるヤツでこれはと思い調べると Prolific社製のUSBと232Cのブリッジコントローラであることが分かった。
これは使える。
PL-2303HXのデータシートから1番ピンがTXDで5番ピンがRXDと言う事がわかりパターンを追いかけると、左からTX,RX,グランド,NCである事がわかった。この一番右のNCだが、上の写真右側の半田を盛った部分がランドとなっておりこれをショートする事で電源として使える設計になっていた様だ。
早速半田付け
後はOP-GPSのコネクターとこれを接続すれば良いのだが、見てお分かりの通りこの基板に取り付けられているモノはお馴染み2.5mmピッチのヘッダーピンで付属のケーブルもこんなのだった。
反対側は1.5mmピッチのJST、OP-GPSには1mmピッチのモノが付いているので全てにおいて合わない。そこでこんなの作った。
これまた手持ちの基板が1.25mmピッチしかなくコネクターの足を広げて無理やり半田付け簡易アダプタの出来上がり。
これでハードの準備はOK。
続いてこのブリッジコントローラをWindowsに認識させるドライバが必要でProlificのHPを確認すると最新のドライバーをタウンロードする事ができた。
zipを解凍するとexeがあったのでインストール、そしてUSBに挿したところ
「このデバイスを開始できません。」との事で!マークアイコンが表示、でググるとなにやら「動かす方法」だとか「認識しない」とかのリンクが目立ちどうもドライバーのバージョンによってうまく認識しない事があるようだ。
各所でDLしたドライバ をインストールしてみたが私の場合、結局Ver3.3.2にすることでうまく認識した。
秋月さんで各バージョンがDLできるみたいなので興味のある方はご参考まで。
はい、それではu-centerを起動してOP-GPSの衛星捕捉状況を見てみたいと思います。
起動したらメニュー内の「Receiver」→「Port」→「COM」を選択します。
すると何やら衛星を捕捉し始めました、成功です。
5分くらいでここまで捕捉しました。